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Showing posts from June, 2005

<悪質リフォーム>年金夫婦は上客 元営業マン、その手口は

 「狙うのは年金生活の夫婦」「『ご苦労さま』と言う人は契約を取りやすい」――。昨年まで約3年間、大手リフォーム会社の営業担当だった男性(38)が毎日新聞の取材に応じた。男性はシステムバスの販売を担当。近隣での工事を装い、欠陥がなくてもあるように指摘するなど消費者心理につけ込む手口や、マニュアル作成、演技指導を行うなど会社側の「社員教育」の実態などを赤裸々に語った。【須山勉】  ■近くで工事  営業マンは工事監督の服装で、近隣で工事をしているように装い、割り当て地域の各戸を回る。「この先の工事で、前の道をウチの車が何度か行き来するかもしれませんので」と明るく元気にあいさつする。  この際「分かりました」という人より「ご苦労さま」と応じる人の方が話が進む。帰り際に「あ、そうだ。おうちの横から出ている水を止めておかないとダメですよ」などと話しかけると「どこ?」と聞き返す確率が高いからだ。こうした問題点の指摘を、業界では「投げかけ」と呼ぶ。  ■演技力がすべて  古い家の風呂だと、外側の基礎部分に水のシミがあることが珍しくない。営業マンは「ここだ。かなり染みちゃってるな」と驚いてみせる。ひざをつき、顔を近づけるなどして心配しているように振る舞う。  「どこ?」と言われたら、自分の影でも何でも色づいている所を指して「こんなになっている」。「どうすればいいかしら?」と問い返す人も少なくない。これで家に入るきっかけができる。  ■役割分担  風呂場に案内されたら、排水口のふたを開けるなどし「他の業者に見せると壊さないといけない」と持ちかけ、「原因調査」のために自社の「専門家」を勧める。実際は「つなぎ」と呼ぶ別の営業マンが訪問し、ハンマーでたたくなどし「水が回ってますね」などと“診断”。風呂はダメと思いこませる。  この際も「近くで工事しているから、今なら安い」と言うのは忘れない。「いくら?」と来れば、後は「クローザー」と言われる契約担当者が登場する。  ■マニュアル  営業トークはマニュアルでほぼ統一され、上司による「演技指導」もあった。ただ、マニュアルは手口を変えていくため、頻繁に更新される。最高の客は年金生活の夫婦暮らし。経済的余裕があるからだ。営業所での朝礼で、営業マンは一人ずつ大声で「今日は絶対『年金AB(年金暮らしの夫婦のこと)』両面アポにこだわります」と誓わされていた

パスワードは校長名=生徒が中学のネット侵入-同級生200人の成績入手・北海道

注意するのはてめえ(学校側)だろ! 北海道江別市の立命館慶祥中学校(西脇終校長、生徒数547人)で、生徒が学校のパソコンから教職員用の校内ネットワークに侵入し、同学年の生徒約200人の成績などの個人情報を入手していたことが、4日分かった。生徒は「情報管理の甘さを指摘したかった」と話しているという。学校側は違法行為に当たるとしてこの生徒を注意するとともに、保護者らに謝罪した。 同校によると、生徒は、校内にあるパソコンに 校長の名をパスワードにして入力 すると教職員用校内LANに侵入できることを偶然知った。5月末に侵入し、同級生ら約200人の氏名、住所、出席番号と教科ごとの成績の情報を取り出してコピー、印刷した紙を教頭に見せた。  (時事通信)